飛んで火に入る冬の虫が熊本競輪へ行った(その2)

2007.12.04 Tue

熟睡できない夜を過ごし、目覚ましの必要のない時計を見ると6時だった。1レースは10時半過ぎの発走だ。朝食も予約していない身では、それまでの時間がとてつもなく長い。8時半にホテルを出た。冷気に身が引き締まる。フロントにあったチラシに近所の飲食店が載っていた。歩いて5分ほどの処に朝早くから営業している弁当屋があった。本日の参戦用に買って行くことにした。いろんな惣菜があり、イカの天ぷらやから揚げ、おにぎりなどを購入した。なんと酒まで売っているじゃないか。場内の缶ビールは350mlで350円もする。ここは定価である。とりあえず、500缶を2個購入。外が寒いからしばらくは大丈夫だろう。競輪場までそこから10分ほどだ。昨日とは違う裏門の方へ行った。9時前だったが、既に15人ほどが開門を待っていた。50円の入場券を買ってその後に並んだ。



しかし、開門は9時半だ。30分以上も立ったまま待つしかない。門に掲示してるイベント情報に見入る。毎日、先着2000〜3000名に粗品やカレンダーが配られているようだ。この位置なら間違いなくゲットだろう。腰がだるくなるのを堪えながら開門を待った。そしてやっとその時が訪れた。複数の係員から、カレンダーとおつまみやコーヒーバッグの粗品や広島かきの焼きかき引換券などを矢継ぎ早にもらったのだ。1コーナーの誰も居ない椅子に座った。朝食タイムだ。先ずはビールで独り乾杯である。まだ温もりのあるイカのてんぷらやから揚げをつまみに私はこれから始まる二日目のドラマに心を躍らせていた。おにぎりも二個食べて、やっと朝の空腹にピリオドを打った。それから勝手知ったる場内散策を始める。9時50分からあのコンドル社の武田社長の予想講釈があっていたのでちょっと聴いてみた。



また残りのビールが飲みたくなって、今度は3半捲くりの場所へと移動する。ここから見えるのがあの滑走路である。



とりあえず、朝の食事と朝酌は終わった(笑)そうこうしていると、1レースの発走の時間が迫ってきた。高谷の頭から買った。そして裏を喰った。続く2レースも石毛や岩見から穴狙いしてご臨終。3レースは高城のラインで間違いないと思って番手の西剛から高城と追走の中塚に2点で総流しをかけたのに、三番手の中塚に交わされてしまいアウト。三連敗である。次のレースも荒れて、到底取れない車券が続く。「人が走るから競輪」と言うコマーシャルがあったが、こうやって金網越しに観ていても選手の気持ちは解らないのであった(爆)



やっと5レースで五十嵐=松永の2車単を掠って、少しだけ取り戻した。ここで、私は思い切って帰ることにした。心を残しながらの決断だ。家に辿り着くまで3時間近くを要する。最終まで打っていたら、帰りは20時を過ぎるだろう。もし、勝っていればそれらの疲れもどうってことはないとなるのだが、今の私には覇気がない。この辺が潮時だと察した。500枚ほどの負けになったが悔いはないのだ。それなりに、楽しめたし旅打ちの気分は味わえた。帰り際、イベントステージでオークションがあっていた。



最後に出品されていた自転車に4万ほどの値が付いていた。私はあまり競輪グッズが好きではない。スピリッツなどの女性も居たんだが、別に写真を撮ったり握手をしたいとも思わない。強がってんじゃないよと思われるかも知れないが、ああいうセミプロは仕事だからお客に対してはある距離を置いている。それを本気にしてどうするの?だから、私はその類には一切興味がないのである。13時過ぎに競輪場を後にした。初日に歩いた道をまた後戻りした。あの銀杏並木の下で親子連れが落ち葉を拾っていた。



バスの時刻は13時38分だった。15時には福岡天神に着く予定だ。だが、これがあくまでも予定だった。福岡市内に入り、都市高速に乗ってあと10分ほどという時に、いきなり渋滞に嵌った。バスの運転手の無線を傍受していると、本線上でパンク修理をしている車がいて、片側の一車線を塞いでいるらしい。この場所は、まだ本線に達していないのだ。状況がおぼろげに浮かんできた。こりゃ駄目だと。。。それから40分を要して、やっと天神に着いた。疲れを回避するために早めに競輪場を後にした結果がこれである。競輪戦果と同じように、私は最後までとことんヤラレてしまったようだ。

家に着いたのが丁度12レースが始まる前の16時25分だった。前売りも買えないし、ネット残高はゼロで携帯からの投票も出来なかったが、数時間前まで居たその場所の最終レースを自宅で観ると言う不思議な感覚だけがあった。負け惜しみじゃないが一言だけ言わせて欲しい。その結果5−9−2の3連単は買えてたんだよなと(爆)

計画を立て、それを実現した今回の熊本遠征は、結果を別にして久しぶりの一人旅だったが改めて旅打ちの良さを感じた。まだまだ先は長いのだ。これから出会う感動を期待して、更なる精進をしたいものである。

足早な冬の旅情ゴール前 bud

  1. 2007/12/04(火) 21:06:43|
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